TLS 1.3を正式リリース [ITニュース]

インターネット技術の標準化団体IETFが「TLS 1.3」を“RFC 8446”として公開しましたね。
この「TLS 1.3」は、インターネット通信を暗号化する技術「Transport Layer Security(TLS)」の最新バージョンで、登場から10年を経た「TLS 1.2」の欠点を克服するため、4年の歳月をかけて慎重に討議された結果生まれた改訂版となっています。

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これは「TLS 1.2」以前で強度の弱い暗号を使わせて通信の盗聴・改竄を行うダウングレード攻撃を受けた反省から、ハンドシェイクの大部分が暗号化されたほか、古い暗号アルゴリズムが大量に削除され、複数の独立したセキュリティグループによる学術的な分析・検証も受けているようで、極めて安全なプロトコルといえるのだそうです。

TLS 1.3のリリースでは、セキュリティとスピードの向上が約束されているようですから期待したいですね。

ブラウザにおいては、Firefoxは現バージョンがすでにTLSの新しい規格をサポートしていて、Chromeも、バージョン65から新しいプロトコルをサポートしています。



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